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痔の人がお酒を飲んでも大丈夫?アルコールが痔に与える影響

投稿日:2018年6月10日 更新日:

痔の人は、「お酒を飲んでも大丈夫?」と不安になると思います。

お酒を飲むと体が熱くなりますよね?

なぜお酒を飲むと体が熱くなるのかと言いますと、「アルコールの作用で血行が良くなっているから」になります。

ただし、この症状はあくまでも一時的なもので、酔いが冷めてくると急激に体が冷えはじめ「寒さを感じる」ようになります。

結論から言いますと、痔にお酒は良くありません。

痔の人がお酒を飲んではいけないと言う訳ではないのですが、症状が悪化してしまう可能性が非常に高くなりますので、痔の人がお酒を飲むことはおすすめできません。




痔の人がお酒を飲むとどうなるの?

痔の人に限らず、アルコールを摂取すると血管が拡張して急激に体が温まります。

ただし、体が温まるのは飲酒直後だけで、一定時間が経過して酔いが冷めると次は体が冷えはじめるのです。

酔いが冷めると血管が収縮し、通常よりも血行が悪くなってしまうのです。

お酒を飲んだ後に体の冷えを感じましたら、それは血行が悪くなっている証拠になります。

飲酒が痔に与える影響について

お尻(肛門付近)の静脈は、もともと心臓へ血液を押し戻す力が弱いので、お酒の作用で動脈から流れてきた大量の血液に対してお尻の静脈の血流が追いつかなくなってしまうのです。

その結果、肛門周辺の血液の流れが急激に悪くなり、「うっ血」を引き起こしてしまうことになるのです。

うっ血とは、静脈や毛細血管内の血の流れが妨げられることによって血流が滞ってしまう状態のことを言います。

その結果、血栓が局所的にできてしまい静脈瘤(痔核)ができていぼ痔ができてしまうのです。

つまり、お酒を飲むことで、アルコールの作用で血行不良となり、痔ができたり、痔の症状を悪化させてしまうと言うことです。

また、アルコールは血管拡張作用がありますので「炎症」を引き起こす原因にもなります。

お酒の飲み過ぎは下痢の原因にもなる

お酒を飲んだ翌日は「下痢便」になっていることが多くありませんか?

「アルコールは肝臓で分解される」と言うことは多くの方がご存知だと思いますが、口から摂取したお酒は、他の食べ物と同じように胃や小腸で吸収されます。

特に小腸は約80%ものお酒を吸収すると言われています。

お酒を飲みすぎることで、小腸の粘膜にある酵素の働きが弱まり、「糖・脂肪・水分・ナトリウム」等が吸収されにくくなり、下痢便になるのです。

なぜなら、小腸で消化吸収されなかった物が大腸に流入し、大腸の蠕動運動が活発になり通過するスピードが早くなってしまうからです。

その結果、水分の多い状態で便が排泄されお腹を下してしまうのです。

ちなみにですが、飲酒による下痢の頻度は「30~60%」と言われており、飲酒による下痢は決して珍しいものではないのです。

下痢便も痔の症状を悪化させる

下痢便は便秘に次ぐ痔の大きな原因になります。

下痢になると便が勢いよく飛び出しますので、その勢いで肛門の出口付近を傷つけてしまいます。

その結果、切れ痔(裂肛)になったり、いぼ痔(内痔核)になったりします。

もちろん、今ある痔の症状も悪化させてしまいますので、便秘だけではなく下痢便にも要注意なのです。

飲酒で便秘解消は間違い!

慢性割は的な便秘の方で、お酒を大量に飲むことで便通を良くしている(便秘解消)と言う方が稀にいますが、この方法は間違いになりますのでご注意ください。

確かに、過度の飲酒によって下痢便になりますが、上記でも言いましたように下痢便も立派な痔の原因ですし、痔の症状を悪化させてしまうだけではなく、「すい臓」を悪くしてしまう原因になってしまいます。

アルコールの過剰摂取は、大量の消化液を分泌しなければならないのですい臓に大きな負担となります。

その結果、すい臓がやられてしまい「すい炎」を引き起こしてしまう場合もあるのです。

そのため、お酒を飲む際は適量に抑えるようにしましょう。

1日の目安量としましては、瓶ビールでしたら中瓶1本、日本酒なら1合、赤ワインならグラス1杯程度が適量になります。

お酒を飲むといぼ痔が巨大化してしまう!?

いぼ痔ができる過程を今一度振返ってみましょう!

もともといぼ痔は血行不良などが原因で肛門の静脈がうっ血し、静脈瘤ができていぼ痔になります。

そのため、いぼ痔もちの人がお酒を飲むことで、血行不良を起こしいぼ痔(内痔核)が「巨大化」してしまうのです。

しかも、お酒の作用で毛細血管が拡張しますので、出血の可能性が非常に高くなります。

さらに上記でも言いましたが、飲酒は下痢を招きますのでさらに痔に悪影響なのです。

下痢になると一日に何度もトイレに行って排便しますので、肛門への負担もかなり大きくなります。

また、下痢便は勢いよく飛び出しますので、内痔核(いぼ痔)や肛門の出口付近を傷つけてしまい痔の症状を悪化させてしまいます。

つまり、お酒は痔の人にとって何一つ良いことが無いと言うことです。

どうしてもお酒を飲みたいと言う場合は、まずは痔を改善することを心がけましょう。

意外と思いますが、痔の9割は手術不要でセルフケアで治すことができます。

お酒を飲みたい気持ちはよく分かりますが、痔の症状を悪化させ重症化してしまうと手術が必要な状況になってしまいますので、そうなる前にセルフケアで痔を改善するようにしましょう。

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まとめ

酒は百薬の長と言われ、適量を飲む程度なら体に良い飲み物になります。

しかし、適量であっても痔にとってはあまり良い影響を与えませんので、なるべくなら飲酒は控えることをおすすめします。

お酒を飲まなくても、日常生活に支障を来すことはありませんが、お酒を飲んで痔が悪化すると日常生活に支障を来してしまいます。

ですから、お酒をおいしく飲むためには、まずは痔を改善することを心がけましょう。

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